実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(後書き)①人生の真理というものは,本来単純明快なものであり,すでに言い尽くされている。

 人生の真理というものは,すでに言い尽くされているのではないでしょうか。それが証拠に,賢者と呼ばれる人たちが言っていることは,古今東西ほぼ同じです。また,私たちは,哲学のような複雑難解なものを高級・高尚なものとして重んじがちであるのとは反対に,諺(ことわざ)のような比較的単純で分かりやすいものを低級・低俗なものとして軽んじがちですが,昔から言い伝えられている(時の試練に耐えて生き残り,現在も多くの人が折に触れては口にする)諺には多分に真理が含まれているはずですし(多数の人間を短期間騙(だま)すことや,少数の人間を長期間騙し続けることは可能であるが,多数の人間を長期間騙し続けることは不可能である,と言います。),「真理は子供の口から出る」(プラトン)とも言うように,人生の真理というものは本来,単純明快(簡単明瞭)なものなのではないでしょうか。もちろん,単純明快なものであるからと言って,それを体得したり,実践したりすることが容易であるとは限りませんし,「医者の不養生」,「坊主の不信心」,「論語読みの論語知らず」などと言われないようにするためにも,人生の真理は,「生活の知恵」としてしっかり身に付けられ,実生活に取り入れられ,日々の暮らしい役立てられてこそ意味があるのでしょうが。