実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 798】

「何であれ,珍しきを求めて,異説を好むのは,浅才の人の必ずなすことである。」(『徒然草(日本文学全集07所収)』,内田樹訳,河出書房新社

 

○私たちは,日頃あまり馴染(なじ)みのない複雑難解なものを意味もなく高級・高尚なものとして重んじがちであり,常識のような,いつでも身近にあって比較的単純で分かりやすいものを低級・低俗なものとして軽んじがちですが,人生の真理というものは本来,単純明快(簡単明瞭)なのではないでしょうか(もちろん,単純明快であるからといって,人生の真理を体得し,実践することが容易であるとは限りませんが。)。また,否定的な意見や極端な意見は声高に表明されることが多く(対照的に,肯定的な意見や常識的な意見は普通の声音で表明されることが多く,あえて表明されないことさえ多いものです。),声高に表明された意見には人々の注目が集まりがちであり,一時的には多数の賛同者を得ることもありますが,改めて言うまでもなく,大切なのは,その意見内容の正しさや真っ当さであり,声の大きさや賛同者の数ではありません。判断や行動を誤らないようにするためにも,くれぐれも声の大きさや賛同者の数などに惑わされたり,踊らされたりしないようにしたいものです。(前書き)(12)(14)関連