実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 878】

「多すぎることばはさわがしい/こころの底の静けさがことばのふるさと」(「ことばのとおりに」(『すこやかに おだやかに しなやかに』所収),谷川俊太郎佼成出版社

 

○真理というものは本来,単純明快(簡単明瞭)なものなのではないでしょうか。したがって,その真理を表現するための言葉も,単純明快なものであるべきなのではないでしょうか。私たちには,諺(ことわざ)や常識のような単純明快なものを低級・低俗なものとして軽んじて,意味の分からない複雑難解なものを高級・高尚なものとして重んじる傾向がありますが,そのような傾向こそが,私たちが真理に近づくことを(その真理の深意を理解したり,重要性に気づいたりすることを)難しくしているのではないでしょうか。単純明快なものを,その単純明快さゆえに軽んじたり,複雑難解なものを,その複雑難解さゆえに重んじたりするような馬鹿なことはやめ,真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を養いたいものです。もちろん,真理が単純明快なものであるからと言って,真理を体得し,実践することが容易であるとは限りませんし,真理は体得され(実生活に取り入れられ),日々の生活に役立てられてこそ意味があるのでしょうが。(前書き)(後書き)関連