実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 840】

「だれも,人目につかぬ宝には頭を下げない。(リヒテンベルク)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○私たちは,日頃あまり馴染(なじ)みのない複雑難解なものを意味もなく高級・高尚なものとして重視しがちであるのとは対照的に,常識のような,いつでも身近にあって比較的単純で分かりやすいものを低級・低俗なものとして軽視しがちですが,人生の真理というものは,本来,単純明快なものなのではないでしょうか。また,私たちは,「大きな幸せ(他者が羨むような社会的成功を収めることなど)」ばかりを追い求めがちであり,「小さな幸せ(日常生活におけるささやかな満足に生きる喜びや幸せを感じることなど)」をついつい見過ごしてしまいがちですが,人生に滅多に訪れることのない,しかも,意外に底が浅く,すぐに色褪(いろあ)せてしまいやすい「大きな幸せ」ではなく,人生の至る所に埋もれている(隠されている),しかも,日常生活に深く根差しているがゆえに決して色褪せることのない「小さな幸せ」をこそ,大切にすべきなのではないでしょうか。世の中を支えているのもきっと,表舞台で派手に脚光を浴びている人たちではなく,舞台裏で人知れず黙々と地道に,しかも楽しみながら努力している「縁の下の力持ち」たちであるに違いありません。「人目につかぬ宝(多くの人たちから軽視されやすく,見過ごされやすく,ほとんど注目を集めることのない宝)」の真価に気づけるようになりたいものです。(前書き)(8)(14)(後書き)関連