実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1071】

「まるごとの幸福,なにから何まで幸福といった状態は幻想である。そんなものはない。幸福は常に断片として立ち現れる。」(『幸福論』,春日武彦講談社

 

○人生が自分の思い通りになるなどということは,絶対にありません。人生は本来ままならないものなのであり,人生に困難や苦労は付き物です。「ままならないのが人生」と言ってもいいくらいです。しかし,何事にも肯定的な側面と否定的な側面はあるのであり(しかも,否定的な側面も,見方を変えれば肯定的な側面になり得るのであり),心の目を曇らせさえしなければ,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能です。幸せな人生を送りたいと望むのであれば,人生を自分の思い通りにしたいなどと欲張ることなく,人生はままならないものであるという事実をあるがままに受け入れた上で,そのような人生にさえ無限と言ってもいいほどの生きる喜びや幸せを見いだせるようになることこそが重要なのではないでしょうか。肥大化した欲望(必要以上に欲張る気持ち)やデマに基づく迷信(社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといった)や偏見(拝金主義などの)などによって心の目を曇らせることなく,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして幸せに対する感度を高め,日常生活におけるささやかな満足にさえ,生きる喜びや幸せ(いわゆる「小さな幸せ」)を感じられるようになりたいものです。(1)(4)(6)(8)関連