実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 929】

「人類が与えられたのは地球の使用権だけであって,消費する権利,まして不道徳な浪費をする権利など与えられていないことを,我々はとうに忘れている。(ジョージ・パーキンス・マーシュ)」(『オリジン・ストーリー』,デヴィッド・クリスチャン,柴田裕之訳,筑摩書房

 

○自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝できるようになるなら,私たちは,もっと慎み深く,もっと質素に(無欲・小欲に近い状態で)に暮らせるようになるのではないでしょうか。私たちが,慎みを失い,自然環境に大きな負荷をかけてしまうような贅沢な暮らしを追い求めてしまうのは(自分の欲望にブレーキを掛けられなくなってしまうのは),自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思っているからなのではないでしょうか。持続可能性の高い社会を実現するためにも,また,他者を競争相手(敵)と見なして足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような人生ではなく,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして助け合ったり,幸せを分かち合ったりするような人生を送れるようになるためにも,私たちは,まずは,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さ(例えば,自分の命を守り,自分が生きることを可能にしてくれている大自然(人体や宇宙を含む。)の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働きの有り難さ,自分の人生を成り立たせてくれている数知れぬ他者の直接的又は間接的な支えや助けの有り難さなど)に気づけるようになる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)(20)関連