実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 914】

「賢人は,祝宴から退く時と同じように,礼儀正しく世を去るべきである。(デモフィロス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○私たちは,自分の人生を十分に生き切っていないからこそ,死を目の前にした際に取り乱してしまうのではないでしょうか。今この瞬間を決して疎(おろそ)かにすることなく,常に心を込めて今この瞬間を生き,今この瞬間を楽しみ,細部に至るまで丁寧に今この瞬間を味わい尽くすような生き方をしていれば,あるいは,自分が本当にやりたいと思える好きなことに打ち込み,自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせるとともに,多少なりとも他者や社会の役に立つような生き方をしていれば,私たちはきっと,それほど取り乱すことなく死を迎え入れることができるはずです(死んでからのことは誰にも分からないわけですから,死を否定的・悲劇的(悲観的)なものとして捉えること自体が間違っている可能性もありますが。)。死が訪れた際に,それを泰然自若と受け止め,これまで生きてこれたことや,この世の中に生まれてこれたことに対する感謝の気持ちを新たにしつつ心静かに人生の幕を閉じられるようになるためにも,他者との勝負や他者からの評価などといった詰まらないことに気を散らすことなく,何も思い残すことがないように自分の人生を十分に生き切ることにこそ,気持ちを集中し,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(前書き)(8)(9)(11)(13)(14)(18)(20)関連