実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 865】

「自分を変革しなかったら,いくら社会を変えても良き生を生きることは難しい。」(『良き人生について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○自分は不幸であると思い込んでいる人間は,自分が不幸であることの原因や責任を,他者や社会,あるいは,境遇や運命に求めがちです。しかし,同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,感謝する気持ちを忘れ,常に不満を抱えながら暮らしている人もいることからも分かるように,人間の幸不幸を最終的に決めるのは,境遇などではなく本人の心の持ち方です。したがって,心の持ち方が変わらなければ,いくら他者や社会が変わったところで,いくら境遇や幸運に恵まれたところで,不幸な状態から抜け出すことは難しいと思いますが,心の持ち方さえ変われば,たとえ他者や社会が変わらなかったとしても,たとえ境遇や幸運に恵まれなかったとしても,不幸な状況から抜け出し,幸せになることは可能です。そもそも,他者や社会,あるいは,境遇や運命を自分の思い通りにすることなど絶対にできないのですから,私たちは,自分の心の持ち方を変えることにこそ(自分の心の持ち方を変えることは,自分の意志や努力次第で十分に可能です。),関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。そのためにも,まずは,自分が不幸であることの原因や責任は自分にある(自分にもある)と考えを改める必要があると思います。自分が不幸であることの原因や責任は自分にはないと考えている限り,自分の努力によって不幸な状況から抜け出そうとは,なかなか思えないでしょうから。(3)(4)(7)(15)関連