実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 806】

「人の心を乱すものは,なんらかのことがらではなく,それについての考えである(エピクテトス)」(『良き人生について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,感謝する気持ちを忘れ,常に不満を抱えながら不機嫌に暮らしている人もいます。たとえどのような逆境にあったとしても,自分は幸せであると実感できるなら,他者の目にどのように映ったとしても,その人は確かに幸せなのであり,逆に,たとえどのような順境にあったとしても,自分が不幸であると感じるなら,他者の目にどのように映ったとしても,その人は確かに不幸なのですから,人間の幸不幸を最終的に決めるのは,境遇ではなく,その境遇をどのように受け止めるのか,その境遇をどのような心構えや心がけで生きていくのか,ということなのではないでしょうか。恵まれない境遇や不運を呪ったり,嘆き悲しんだりしている暇があるのなら,どのような逆境にあろうとも,どのような不運に見舞われようとも,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく暮らせるように(自分は幸せであると常に実感していられるように),自分の心の持ち方を改めることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」(さんま)と心の底から思えるようになるなら,私たちはきっと,生きている限りは常に幸せであり続けることが可能になるはずです。(4)(6)(7)(14)関連