実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 681】

「経済成長というものを至上の命題として,飽食した市場にさらなる商品を投入し続け,その結果として人々が過剰消費,過剰摂取に明け暮れる光景は滑稽を通り越して悲惨なものがある。」(『経済成長という病』,平川克美講談社

 

○人間の欲望には限りがなく,放って置けば肥大化する一方になってしまいます。肥大化を奨励したり,そそのかしたりするするような働き掛けがあれば,なおさらです。実際,私たちは,人類史上最も豊かで安全で便利な社会で暮らしながらも,そのような暮らしにさえ満足することができず,むしろ,不平不満ばかりを募らせては,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまいがちです。常に満ち足りた気持ちで,心安らかに幸せな人生を送りたいと願うのであれば,たとえそれが社会や時代の風潮に逆らうことであったとしても,強い意志を持って意識的に自分の欲望の肥大化にブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。自分が持っていない物(必要以上の物)を欲しがり,自分がそれらの物を持っていないことに不平不満を募らせるのではなく,自分が持っている物(自分に与えられている物)の豊かさや,自分がそれらの物を持っていることの有り難さに深く思いを致し,感謝する気持ちを思い出すことによって,たとえそれが必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物だけで満足できるようになりたいものです。(1)(4)(6)(7)(14)(20)関連