「お前たち現代人は，「感謝の心」を忘れて苦しんどる」，「「感謝」できれば，絶対に幸せになれる」（『神さまとのおしゃべり』，さとうみつろう，サンマーク出版）
○豊かで安全で便利な社会で暮らしていると，物事が自分の思い通りになるのが当たり前と思うようになってしまい，感謝する気持ちを忘れてしまいがちです。むしろ，物事が自分の思い通りにならない状況に耐えられず，ささいなことで不平不満ばかりを募らせてしまいがちです。しかし，幸せであることと感謝することの間には，切っても切れない深い関係があり，感謝する気持ちを忘れてしまった人が幸せになることは，ほぼ不可能と言ってよいのではないでしょうか。また，人生は本来ままならないものなのであり，その事実を受け入れられない限り，人生は常に期待を裏切られては失望するだけのものになってしまうのではないでしょうか。人生はままないないものであるという事実をしっかり受け入れた上で，自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うのではなく，その有り難さに深く思いを致し，心から感謝できるようになりたいものです。自分が生きていることに感謝できるようになるなら，自分が生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるはずです。（２０２１年５月２２日）（１）（４）（６）関連
