「不幸は目につくが,幸せは見えにくい。」(『神さまとのおしゃべり』,さとうみつろう,サンマーク出版)
○人間の欲望には切りがなく,放置すれば肥大化する一方となってしまいがちです。したがって,自分の欲望に意識的に(強い意志を持って)歯止めを掛けない限り,満ち足りるということは難しく,むしろ,不平不満ばかりを募らせては,自分は不幸であると思い込むようになってしまいがちです。しかし,本当は,私たちは生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに,気づいていないだけなのではないでしょうか。生きているということは,よくよく考えてみれば,一つの奇跡です。自分が今ここでこうして生きていられるのことの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けることによって,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになりたいものです。そして,自分は不幸であるという思い込みから目を覚まし,自分が幸せであることに気づけるようになりたいものです。(2021年4月30日)(1)(4)(6)(7)関連