実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 656】

「世界じゅうで豊かさのレベルは上昇しているものの,それで個人の満足が増大したわけではない。・・・昔の人たちにくらべて「何でももっている」にもかかわらず,それでも彼らは満足していないのだ。」(『欲望について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○人類史上最も豊かで安全で便利な社会で暮らしながら,なぜ私たちは,自分は不幸であるなどと思い込んでしまうのでしょうか。人間の欲望には限りがなく,したがって,自分の欲望に強い意志を持って意識的にブレーキを掛けない限り,私たちはいつまでたっても満ち足りるということがありません。どれだけ恵まれた境遇に身を置こうとも,それをすぐに当たり前と思って飽き足りなくなり,不平不満ばかりを募らせてしまいがちです。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと願うのであれば,私たちは,自分の欲望にブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。そのためにも,自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うのではなく,その有り難さをしっかりと心に刻み,感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,私たちはきっと,必要以上に欲張ることが恥ずかしくなるとともに,たとえどのような逆境に身を置こうとも,幸せであり続けることが可能になるはずです。(1)(4)(6)関連