「「なりたい」と思うな。お前はすでになれている。「ほしい」と思うな。お前はすでに持っている。」(『神さまとのおしゃべり』,さとうみつろう,サンマーク出版)
○幸せになりたいと願うということは,自分は幸せではない(自分は不幸である)と感じているということです。しかし,私たちは本当は,生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。そのことに気づくことができず,自分は幸せではないと思い込んでしまっているだけなのではないでしょうか。幸せになることを願えば願うほど,自分は幸せではないという思い込みは強まり,自分が幸せであることに気づくことが難しくなってしまいます。自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思い,それだけでは満足できず,より多くのもの(必要以上のもの)を欲しがるのではなく,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝できるようになることを通じて,自分が持っているものだけで(たとえそれが必要最小限のものであったとしても)十分に満足できるようになりたいものです。(2021年4月29日)(1)(4)(6)関連