「どんなにどしゃ降りの雨の日でも,嵐の日でも,雲の上は常に晴れておる」(『神さまとのおしゃべり』,さとうみつろう,サンマーク出版)
○どんなに天気の悪い日でも,雲の上ではいつでも太陽が輝き,青空が広がっているように,幸せであることこそが,私たちのデフォルト(基調)なのではないでしょうか。人生に困難や苦労は付き物ですが,心の目を曇らせさえしなければ,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすこともできるはずです。生きているということは,よくよく考えてみれば一つの奇跡なのであり,私たちは本来,生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。困難や苦労に見舞われて,自分は不幸であるなどと思い込んでしまうのは,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに気づいていないからなのではないでしょうか。生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,私たちはどのような困難や苦労に見舞われようとも,幸せであり続けることが可能なはずです。生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けたいものです。(2021年5月14日)(1)(6)関連