「幸せな人がいるわけじゃない。「幸せだ」と思った人がいるだけ」(『神さまとのおしゃべり』,さとうみつろう,サンマーク出版)
○どのような順境にあったとしても,本人が,自分は幸せではない(自分は不幸である)と感じるなら,その人は幸せではないのです。逆に,どのような逆境にあったとしても,本人が,自分は幸せであると感じるなら,その人は幸せなのです。要するに,人間の幸不幸は,境遇によって決まるのではなく,本人が,自分は幸せあると感じるか,自分は幸せではないと感じるかによって決まるということです。もちろん,一般論としては,順境ある人は総じて自分は幸せであると感じやすく,逆境にある人は総じて自分は幸せではないと感じやすい,ということはあるかもしれませんが,境遇を自分の思い通りに変えることなどほぼ不可能なのですから,どのような境遇にあっても自分は幸せであると感じられるように自分の心の持ち方を変えることこそが,幸せになるための近道と言えるのではないでしょうか(境遇を変えることにこだわればこだわるほど,ままならない人生に対する不平不満ばかりが募り,自分は幸せではないという思いを強める結果になってしまうのではないでしょうか。)。幸せに対する感度を高め,磨き続けることによって,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら(「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」と思えるようになるなら),きっとどのような困難や苦労に見舞われたとしても,幸せであり続けることは可能であると思います。(2021年4月26日)(7)(9)(15)関連