「今「幸せ」じゃないなら,その人が「幸せ」を探せていないだけ」(『神さまとのおしゃべり』,さとうみつろう,サンマーク出版)
○生きているということは,よくよく考えてみれば一つの奇跡であり,心から感謝すべきことです。私たちは本来,生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。にもかかわらず,自分は不幸であるなどと感じてしまうのは,自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思い,その有り難さに気づいていないからなのではないでしょうか。その有り難さに気づくことさえできれば,誰でもすぐに幸せになれるのではないでしょうか。財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないと勘違いしている人は,いま自分の目の前にある幸せ(自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さ)に気づくことが難しく,したがって,いつまでたってもなかなか幸せになることができません。自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うことなく,その有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けることによって,いま自分の目の前にある幸せに気づけるようになり,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになりたいものです。(2021年4月25日)(1)(4)(6)関連