「これまでの宇宙の歴史で,幸せになりたい人が,幸せになった例は一例もないぞ。幸せな人が,幸せでありつづけるだけじゃ。」,「「幸せになりたい」と言う人は,「私は幸せじゃない」と信じている。」(『神さまとのおしゃべり』,さとうみつろう,サンマーク出版)
○幸せとは,自分が幸せであることに気づくことである,と言います。実際,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに気づき,心から感謝できるようになるなら,私たちは生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになり,どのような境遇にあろうとも,幸せであり続けることが可能になるのではないでしょうか。逆に言えば,自分は不幸であると思い込んでしまっている人間は,自分が幸せであることに気づくことが難しく(生きているというだけで本当はすでに十分に幸せなのに。),幸せになることをいくら強く願ったとしても,なかなか幸せになることができません。そのような人間が幸せになるためには,自分は不幸であるという思い込みから何とか目を覚ます必要がありますが,まずは自分が不幸であることの主たる原因は他者や運命にあるのではなく,自分の心の持ち方にあるということ,すなわち,自分が幸せであるか不幸であるかは自分次第であるということに気づけるようになることが欠かせないのではないでしょうか。(2021年4月23日)(1)(3)(4)(5)(6)(7)(9)(15)関連