実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 439】

「他人には多くを期待しないほうがいいのだ。他人が自分を親切に遇してくれたら感謝し,逆に冷遇されても平然としている---それが良い。」(『サミング・アップ』,モーム,行方昭夫訳,岩波書店

 

○人生はそもそもままらないものなのですから,自分の思い通りの人生を送りたいなどと欲張らない方が良いと思います。そのように欲張れば欲張るほど,人生が自分の思い通りにならないことでの不平不満ばかりを募らせる結果になってしまうと思うからです。むしろ,人生はままならないものであるという事実をしっかり受け入れた上で,人生の否定的な側面だけではなく,肯定的な側面にも積極的に目を向けることを心がけるべきなのではないでしょうか。欲張って心の目を曇らせさえしなければ,私たちは自分の人生に,無限とも言える生きる喜びや幸せ(そのほとんどは,「小さな幸せ」,「ささやかな幸せ」などと呼ばれるものですが。)を見いだすことができるはずです。無い物ねだりをして不平不満ばかりを募らせてしまうのではなく,いま自分の目の前にある「小さな幸せ(ささやかな幸せ)」に気づけるようになることで,自分が持っている物の豊かさに目覚め(自分がそれらの物を持っていることの有り難さに目覚め),自分が持っている物だけで(たとえ必要最小限の物しか持っていなかったとしても)満ち足りた人生を送れるようになりたいものです。(2021年5月23日)(1)(4)(6)(8)(9)関連