実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 334】

「初心忘るべからず(世阿弥)」(『教養としての世界の名言365』,佐藤優,宝島社)

 

○人間は,初心を忘れ,慢心することで,真摯に学び,努力する姿勢や,素直に反省する態度を失い,退歩し,堕落するだけの存在になってしまいます。何歳になっても自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続け,そのことを通じて自分の可能性を十分に花開かせ(できることなら,他者や社会の役にも立ち),思い残すことのない充実した人生を送りたいと願うのであれば,何歳になっても初心を忘れることなく,謙虚さ(自分が無知であり,未熟であるとの自覚など)を保ち続けるように心がける必要があるのではないでしょうか。人間は自惚(うぬぼ)れやすい生き物であり,特に,若い人たちが劣等感に押し潰されずに自信を持って前向きに生きていくためには,多少の自惚れは不可欠であると思いますが,退歩し,堕落するだけの存在になってしまわないためにも,人間は自惚れやすい生き物であるという自覚だけは常に持っていたいものです。(2021年1月26日)(11)(12)関連