実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 794】

「過去の偉人や傑人の伝記に目を通せば,あらゆる人が例外なく「自責」でものを考える人間であり,人を責め,他人を恨むような人間でなかったことを見出すでしょう。その逆に,あらゆる不祥なことを引き起こした人間の経歴を考察していくと,必ず彼らは自責でものを考えず,他人を責め,人を恨む心の強い人であったことに気づきます。」(『努力論』,幸田露伴致知出版社

 

○人間が成長(成熟)・向上していくためには,自分の体験,特に,自分の失敗体験から学ぶということが欠かせませんが,失敗体験から学ぶためには,その失敗の原因や責任は自分にある(自分にもある)という自覚があることが大前提になります。なぜなら,そのような自覚があればこそ,素直に反省することもでき,失敗体験から学ぶべきことを十分に学び,それを自分が人間的に成長・向上していくために役立てることもできるからです。逆に,失敗を他者や社会(あるいは,境遇や運命)のせいにし続ける限り,素直に反省することは難しく,したがって,失敗体験から学べることはほとんど何もなく,失敗体験を自分が人間的な成長・向上していくために役立てることはほぼ不可能です。失敗を他者や社会のせいにすれば自分のプライドは傷つかないで済みますが,そのことによって人間的な成長・向上は阻害され,むしろ,被害者意識や他罰的な傾向ばかりを強めるがままに,あとは人間的に退歩・退行し,堕落するだけになってしまう危険性さえあります。自分を人間的に成長・向上させ続けたい(そのことを通じて,自分の可能性を花開かせ,実を結ばせるとともに,多少なりとも他者や社会の役に立ち,思い残すことのない充実した有益な人生を送りたい)と願うのであれば,「他責的」な考え方や生き方を改め,「自責的」な考え方や生き方を身に付ける必要があるのではいないでしょうか。(3)(4)(11)(12)(15)(18)(20)関連