実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 365】

「人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれをぺらぺらとめくってゆくが,賢い人間は念入りにそれを読む。かれはただ一度しかそれを読むことができないことを知っているからだ。(ジャン=パウル)」(『教養が滲み出る 極上の名言1300』,斎藤茂太監修,日本文芸社

 

○自分を人間的に成長(成熟)・向上させるためには,経験から学ぶこと,特に,失敗や過ちから学ぶことが欠かせません。そして,経験から様々なことを学ぶためには,日々立ち止まって自分を振り返り,自分が犯した失敗や過ちを素直に認めた上で,それらから学ぶべきことをしっかり学び(経験を十分に消化して認識にまで高め),学んだことを決して忘れまいとする心構えや心がけが不可欠です。そのような心構えや心がけを欠く限り,失敗や過ちから様々なことを学び,自分を人間的に成長・向上させることは困難であり,むしろ,失敗や過ちを犯すたびに,被害感や他罰的(他責的)な傾向を強め,あるいは,自信を失って前向きな意欲(やる気)を失ってしまうことによって,人間的に退行(退歩)・堕落する一方となってしまう可能性が高いのではないでしょうか。なお,私たちが自分を人間的に成長・向上させるためには,自分の狭い経験から学ぶだけでなく,広く他者の経験からも学ぶ必要があると思います。特に,人類の経験や英知の精髄・結晶とも言えるような良書(古典など)を愛読・熟読・精読することは(速読ではなく),非常に貴重な学びの機会になり得るのではないでしょうか。(2021年3月1日)(12)(20)関連