「過ちを誤魔化せば「災い」を呼び,過ちを正せば「福」を呼ぶ。」(『しょせん幸せなんて,自己申告。』,綾小路きみまろ,朝日新聞出版)
○失敗や過ちを犯さない人間はいませんし,私たちは,失敗や過ちを犯せばこそ,それらから様々なことを学び,人間的に成長(成熟)・向上することができるのではないでしょうか。したがって,自分を人間的に成長・向上させ続けることによって,自分の可能性を十分に花開かせるとともに,多少なりとも他者や社会の役に立ち,思い残すことのない充実した有益な人生を送りたいと望むのであれば,自分が犯した失敗や過ちを素直に認め,潔く責任を取り,誠実に償いを果たした上で,同じような失敗や過ちを繰り返さないようにするためにも,それらから学ぶべきことを十分に学び,学んだことを決して忘れまいとする姿勢が欠かせないのではないでしょうか。「過ちては則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ」,「過ちて改めざる是(これ)を過ちという」などとも言います。自分自身のためにも,自分が犯した失敗や過ちを否認したり,誤魔化したり,他者や社会のせいにしたりしないようにしたいものです。(12)(15)(17)(20)関連