実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 959】

「道徳的修養に要する努力の大部分は,自分の過去および現在の行為の生んだ不快な結果を認めるのに必要な勇気にある。」(『哲学の改造』,ジョン・デューウィ,清水幾太郎・清水禮子訳,岩波書店

 

○失敗や過ちを犯さない人間などいません。人間なら誰でも失敗や過ちを犯します。しかし,失敗や過ちから様々なことを学び,同じような失敗や過ちを繰り返さないようにするとともに,自分を人間的に成長(成熟)・向上させるためには,その失敗や過ちを素直に認め,その責任を潔く引き受けるということが欠かせません。自分が犯した失敗や過ちを否認し,その責任を他者や社会や境遇や運命などに押し付けている限り,失敗や過ちから何も学ぶことはできませんし,必然的に,同じような失敗や過ちを何度も繰り返すことになってしまいます。失敗や過ちを通じて人間的に成長・向上するということも,ほとんど期待できません。確かに,自分が失敗や過ちを犯したことの責任の一端が他者や社会や境遇や運命などにある場合もあるかも知れませんが,自分には何の責任もないと考えている限り,その失敗や過ちは決して学びの機会になり得ませんし,自分の考え方や生き方を変えたり,自分を人間的に成長・向上させたりする契機にもなり得ません。同じような失敗や過ちを繰り返さないようにするためにも,また,自分を人間的に成長・向上させ続けるためにも,自分が犯した失敗や過ちを素直に認め,その責任を潔く引き受けられる人間になりたいものです。(前書き)(12)(15)(17)(20)関連