○恵まれない境遇に生まれ育ち,現在も恵まれない境遇に身を置くなどして,世の中を過度に否定的に捉えるようになってしまった挙げ句,自分は不幸であると思い込むようになり,そのような状態から抜け出せなくなってしまっている人たちがいます。しかし,生きているということは,本来はただ生きているというだけで奇跡的に有り難いことなのであり,そのことに気づくことされできれば,誰で幸せになれる(誰でも生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになる)のではないでしょうか。私たちには生まれ付き幸せであるための条件がすべて備わっているのであり,幸せであることこそが人間のデフォルトなのですから,決して人生に絶望してしまってはいけないのだと思います。どのような境遇にあろうとも,どのような困難や苦労に見舞われようとも,生きている限りは人生に対する希望を見失うことなく,自分がこの世の中に生まれてこれたことを,自分が今ここでこうして生きていられることを心から感謝できるようになるための努力を投げ出さないようにしたいものです。(2020年11月17日)(1)(5)(9)(14)関連