実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 271】

「人が不幸であるのはその人自身のあやまちである。天は万人みな幸福であるようにと望んでいる。(エピクテトス)」(『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)

 

○私たちは,本当は生きているというだけで十分に幸せなのではないでしょうか。ただ,そのことに気づいていないだけなのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思い,感謝する気持ちを忘れるとともに,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないと思い込み,それらを手に入れられないことでの不平不満ばかりを募らせた挙げ句,自分が幸せであることに気づけなくなってしまっているだけなのではないでしょうか。本当は,財産や地位や権力や名声などを手に入れなくても,私たちには生まれ付き幸せであるための条件がすべて備わっているのに,私たちの人生には幸せ(その多くは「ささやかな幸せ」と呼ばれるものですが。)がぎっしり詰まっているのに,そもそも幸せであることが私たちのデフォルトなのに。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに深く思いを致し,感謝する気持ちを思い出すことによって,自分が幸せであることに気づくとともに,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになりたいものです。(2020年11月16日)(1)(4)(6)関連