「ふだんの生活の中ですでに持っている素晴らしいものに気づくことが,すべての豊かさの始まりである。(エックハルト・トール)」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物ですが,心の目を曇らせさえしなければ,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能です。それらは,いわゆる「小さな幸せ」と呼ばれるものですが,人生に無限と言ってもいいほどの「小さな幸せ」を見いだせるようになり(日常生活におけるほんのささやかな満足にさえ「小さな幸せ」を感じられるようになり),ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになることこそが,幸せな人生を送るための最大の秘訣と言っていいのではないでしょうか。肥大化した欲望(必要以上に欲張る気持ち)や,デマ(他者と競い合って社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといったデマ)に基づく迷信や,拝金主義のような偏ったものの見方・考え方などによって心の目を曇らせないよう,くれぐれも用心したいものです。(1)(4)(6)(7)(8)(10)(14)(21)関連