「私にはたくさんのものが与えられていますから,自分に与えられていないものに思いをめぐらせている時間はありません。(ヘレン・ケラー)」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○自分が持っていないもの(自分に与えられていないもの)を数え上げようと思えば,いくらでも数え上げることができます。しかし,自分が持っているもの(自分に与えられているもの)だって,数え上げようと思えば,いくらでも数え上げることができます。常に自分が持っていないものを数え上げながら(常に無い物ねだりをしながら)不満たらたらに生きるのと,常に自分が持ってるものを数え上げながら(常に自分が持っているものの豊かさに思いを致しながら)感謝する気持ちを忘れずに生きるのと,いったいどちらの人生が幸せな人生と言えるでしょうか。たった一度きりの人生に大きな悔いを残すことなく,常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるためにも,自分が持っていないものにではなく,自分が持っているものにこそ思いを致す(思いを巡らせる)習慣を身に付けたいものです。(1)(4)(6)(7)(8)関連