実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1302】

「大多数のひとびとは,現在あるがままの状態に満足している(現在の状態は彼らが作ったものであるから当然だ)。したがって,なぜこの状態に不満を覚える人がいるのか,彼らには理解できない。」(『自由論』,ジョン・スチュワート・ミル斉藤悦則訳,光文社)

 

 

○不満を言い出せば切りがありませんし,不満ばかりを並べ立てている人間は,決して幸せな人生を送ることができません(不満が尽きることはありませんので,不満ばかりを並べててている人間は,常に不満を抱えながら人生を送ることになってしまうからです。)。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと望むのであれば,不満を数え上げることにではなく,満足すべき点や感謝すべき点などを数え上げることにこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。不満を数え上げようと思えばいくらでも数え上げることができますが,同様に,満足すべき点や感謝すべき点なども,数え上げようと思えばいくらでも数え上げられるものです。不満を数え上げる方が,知的に見えますし,格好よく感じられるかも知れませんが,改めて言うまでもなく,そんなことより幸せな人生を送ることの方が,はるかに重要です。そもそも,不満ばかり並び立てる人間は,総じて他罰的(他責的)な傾向が強く,何事も他者や社会のせいにしがちですが,人間関係はお互い様であり(どちらか一方だけが悪いなどといことは滅多にありません。),また,自分も社会の構成員の一人なのですから,他者や社会ばかりを責め立てるのはお門違いです。他者や社会を責め立てる前に,まずは,自分自身を省みて,自分(自分の心の持ち方や考え方や生き方など)を変えることをこそ目指すべきであると思います。(2)(7)(9)(15)(17)関連