「生き方にはふたつしかない。ひとつは,どんなことも奇跡ではないかのように生きることで,もうひとつは,どんなことでも奇跡であるかのように生きることだ。(アルベルト・アインシュタイン)」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○幸せな人生を送れるか否かは,自分が今ここでこうして生きていられることを奇跡と感じられるか否かにかかっています。自分が今ここでこうして生きていられることを奇跡と感じられるなら,私たちはきっと,たとえどのような逆境にあったとしても,たとえどのような不運に見舞われたとしても,生きている限りは感謝する気持ちを忘れることなく,幸せであり続けることが可能なはずです。他方,自分が今ここでこうして生きていられることを奇跡と感じられず,当たり前と感じてしまうなら,私たちはきっと,感謝するどころか,ままならない人生に不平不満ばかりを募らせてしまい,挙げ句の果てには,自分は不幸であるなどと思い込むようにさえなってしまいます。そのような不幸な状況に陥らないようにするためにも,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるようになるためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さ(より具体的には,自分の命を守り,自分が生きることを可能にしてくれている大自然(人体も含め。)の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働きの有り難さや,自分の人生を成り立たせてくれている数知れぬ他者の直接的又は間接的な支えや助けの有り難さ,人類史上最も豊かで安全で便利な社会で暮らせることの有り難さなど)に気づき,心から感謝できるようになりたいものです。(1)(2)(4)(6)(7)(14)関連