実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1389】

「もっとやっかいなことには,人々が幸福ということについて明確な考えを持たないため,みな,あれほどやっきになって打ち消そうとしていた不幸を増大させてしまうということです。」(『今,ここを生きる』,ヨンゲイ・ミンゲール・リンポチェ,松永太郎・今本渉約,パンローリング)

 

 

○幸せであることを望まない人間はいません。誰もが幸せであることを望んでいます。幸せであることは全人類共通の望みと言えます。しかし,幸せになり,幸せであり続けるためには,まずは,幸せとは何かということを正しく見極める必要があります。この作業を疎(おろそ)かにすれば,その後の努力がすべて徒労に終わってしまう可能性さえあります。例えば,正しく見極める作業を疎かにし,「他者と競い合って社会的(世俗的)な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れれば幸せになれる」などといったデマを鵜呑(うの)みにすれば,努力が実るどころか,努力すれば努力するほど幸せからは遠ざかってしまいかねません。なぜなら,社会的な成功と幸せであることはまったく別のことですし(実際,社会的には成功していながら不幸な人生を送っている人間はいくらでもいます。),また,社会的な成功に執着すればするほど,自分で自分を不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった不幸な心理状態に追い込んでしまう危険性は高まるからです。上述したようなデマを鵜呑みにしたり,そのようなデマに踊らされたりすることなく,まずは,幸せとは何かということを真剣に考え,真剣に学び,真剣に試行錯誤することから始めたいものです。(1)(2)(10)(14)関連