実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1369】

「変化をおこす力は,究極には患者に発するものでなくては実らない。」(『看護のための精神医学 第2版』,中井久夫山口直彦医学書院)

 

 

○私たちは,物事がうまくいかなかったり,人生に行き詰まったりすると,それらをすぐに他者や社会(あるいは,境遇や運命)のせいにしがちですが,他者や社会をいくら恨んだり,責め立てたりしたところで(あるいは,境遇や運命をいくら呪ったり,嘆き悲しんだりしたところで),事態が好転したり,人生の行き詰まりが打開されたりということはありません。恨めば恨むほど,責め立てれば責め立てるほど,ますます事態は悪化し,人生は行き詰まってしまいます。なぜなら,他者や社会を自分の思い通りに変えることなど絶対にできませんし,そもそも,物事がうまくいかなかったり,人生に行き詰まったりすることの原因や責任が他者や社会にあるとは限らないからです(世間を広く見渡せばよく分かるように,ほとんどの場合,物事がうまくいかなかったり,人生に行き詰まったりすることの原因や責任は本人にあります。)。事態を好転させたい,人生の行き詰まりを打開したいと本気で望むのであれば,他者や社会を恨んだり,責め立てたりすることにではなく,自分(自分の心の持ち方や考え方や生き方など)を変えることにこそ力を注ぐべきなのではないでしょうか。そして,そのためにも,まずは,物事がうまくいかなかったり,人生に行き詰まったりしたことの原因や責任は自分にあると考えを改めるべきなのではないでしょうか。なぜなら,自分を変えることなら自分の意志や努力次第で十分に可能ですし,物事がうまくいかなかったり,人生に行き詰まったりすることの原因や責任は他者や社会にあると考えている限り,自分を変えようとはなかなか思えないからです。(15)関連