「ある人間をにくむとすると,そのときわたしたちは,自分自身のなかに巣くっている何かを,その人間の像のなかでにくんでいるわけだ。自分自身のなかにないものなんか,わたしたちを興奮させはしないもの。」(『デミアン』,ヘルマン・ヘッセ,実吉捷郎訳…
私たちは,自分の人生に満足できていないからこそ,また,自分が進むべき道(自分が信じることのできる自分なりの目標や理想)が定まっていないからこそ,他者の暮らし向きや動向が気になるのであり,自分と他者を比較しては他者との勝負にこだわり,他者と…
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