実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(後書き)③人生の真理は何一つ隠されることなく,いつでも私たちの目の前に開示されている。

 人生の真理は,すでに言い尽くされており,しかも,それらはすべて何一つ隠されることなく,全人類の共有財産として,諺(ことわざ)や格言や名言といった簡潔な形でいつでも私たちの目の前に明示(開示)されているのではないでしょうか。にもかかわらず,私たちは,その単純明快さや,「金言耳に逆らう」・「良薬口に苦し,忠言耳に逆らう」といった傾向や(人生の真理を素直に受け入れることができず,むしろ,感情的に反発してしまうのは,私たちの考え方や生き方が余りにも人生の真理と掛け離れたもの,矛盾するものになっているからだと思います。),心の目の曇りなどから,それらの深意を理解したり,それらの重要性に気づいたりすることができず,人生の真理になかなか辿(たど)り着くことができません。「目から鱗(うろこ)が落ちる」ように,私たちがそれらの深意を理解したり,それらの重要性に気づいたりするのは,多くの場合,失敗や過ちを何度も繰り返し,紆余曲折(うよきょくせつ)を経た後です。しかし,人間の命は儚(はかな)く,人生は短いのですから,人生の真理を体得・実践し,真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を大いに楽しみ,味わい尽くすためにも,人生のできる限り早い時期に,真理を真理であると見抜き,見分けれらるだけの眼力を身に付けるとともに,肥大化した欲望(必要以上に欲張る気持ち)や迷信(他者と競い合って社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれない,あるいは,生き残れないなどといったデマに基づく間違った思い込み)や拝金主義などの偏ったものの見方・考え方などによって心の目を曇らせてしまわないよう,くれぐれも用心したいものです。