実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1324】

「私たちの身のまわりは真理ばかりなのですが,欲望があり,とらわれがあって己を失っている私たちには,そのことがわからないのです。そのとらわれをなくし,この世の実相と向き合うことこそが,仏道修行ということです」,「坐禅をして,ひたすら自己に向き合うのです。自分の中にはすべての真理が流れていて,そこに生もあり死もあります」(『道元禅師』,立松和平,新潮社)

 

 

○人生の真理は何一つ隠されることなく,いつでも私たちの目の前に(あるいは,私たちの身体の声や心(魂)の声として)開示されています。しかし,私たちは,心の目の曇りゆえに,いま自分の目の前に開示されている真理の深意を理解できず,その重要性に気づくことができず,見逃してしまいがちです。私たちが自分の目の前に開示されている真理の深意を理解し,その重要性に気づくのは,多くの場合,失敗や過ちを何度も繰り返し,紆余曲折(うよきょくせつ)を経た後です。人生は短く,しかも,たった一度きりなのですから,真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を,学問など(自分の経験から学ぶことや読書なども含め。)を通じて人生のできる限り早い時期に身に付けたいものです。また,肥大化した欲望(必要以上に欲張る気持ち)や迷信(他者と競い合って社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれない,あるいは,生き残れないなどといったデマに基づく間違った思い込み)や拝金主義などの偏ったものの見方・考え方などによって心の目を曇らせてしまわないよう,くれぐれも用心したいものです。(1)(2)(後書き)関連