実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(前書き)⑥真理を真理であると見抜ける眼力を養うとともに,人生の真理をしっかり体得したい。

 人生の真理は遠い昔に言い尽くされており,全人類の共有財産として,いつでも私たちの目の前に,諺(ことわざ)や格言や名言といった簡潔な形で明示されているにもかかわらず,私たちは,その単純明快(簡単明瞭)さや,「金言耳に逆らう」・「良薬口に苦し,忠言耳に逆らう」といった傾向や(人生の真理を素直に聞き入れることができず,感情的になって反発したくなってしまうのは,私たちの生き方が,余りにも人生の真理とは掛け離れたものに,あるいは,矛盾するものになってしまっているからだと思います。),心の目の曇りなどから,それらの深意を理解したり,それらの重要性に気づいたりすることが,なかなかできません(もちろん,それらの深意を理解し,それらの重要性に気づけたとしても,それを実行し,日々の生活に取り入れないのであれば意味はありませんが。)。私たちが,「目から鱗(うろこ)が落ちる」ように,それらの深意を理解したり,それらの重要性に気づいたりするのは,多くの場合,失敗や過ちを何度も繰り返し,様々な困難や苦労を乗り越え,紆余曲折(うよきょくせつ)を経た後ですが,人間の命は儚(はかな)く,人生は短いのですから,実り多い幸せな人生を大いに楽しみ,味わい尽くすためにも,人生のできる限り早い時期に,真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を養うとともに,人生の真理を,単なる知識として頭に詰め込むのではなく,「生活の知恵」としてしっかり身に付けられるようになりたいものです。