実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1223】

「あらゆる時代の賢人が常に同じことを語り,あらゆる時代の愚者,すなわり計り知れぬほどの大多数の人々が常に同じことを,つまり,それと反対のことを行なってきた。」(『幸福について』,ショーペンハウアー鈴木芳子訳,光文社)

 

 

○賢人と呼ばれる人たちの言うことが古今東西ほぼ同じであることからも分かるように,人生の真理はすでに言い尽くされているのではないでしょうか。しかも,それらはすべて,何一つ隠されることなく,諺(ことわざ)や格言や名言といった簡潔な形で,いつでも私たちの目の前に明示(開示)されているのはないでしょうか。にもかかわらず,私たちは,心の目の曇りなどから,それらの深意を理解したり,それらの重要性に気づいたりすることができず,人生の真理になかなか辿(たど)り着くことができません。その結果,たった一度きりの人生に大きな悔いを残すことになってしまったり,自分の一生を台無しにしてしまったりすることになります。そのような事態に陥ることなく,真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるようになるためにも,真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を,人生のできる限り早期に身に付けるとともに,肥大化した欲望(必要以上に欲張る気持ち)や迷信(他者と競い合って社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといったデマに基づく間違った思い込み)や偏見(拝金主義などの偏ったものの見方や考え方)などによって心の目を曇らせてしまわないように,くれぐれも用心したいものです。(1)(後書き)関連