実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1505】

「その人自身が常にそなえているものこそ,年齢の如何にかかわらず,幸福の真の源泉,唯一の永続的な源泉であり続ける。」(『幸福について』,ショーペンハウアー鈴木芳子訳,光文社)

 

 

○私たちは恵まれた境遇や幸運によって幸せになるのではありませんし,恵まれない境遇や不運によって不幸になるのではありません。実際,恵まれた境遇にありながら,あるいは,幸運に恵まれながら,自分は不幸であると感じている人はいくらでもいますし,恵まれない境遇にありながら,あるいは,不運に見舞われながら,自分は幸せであると感じている人もいくらでもいます。要するに,人間の幸不幸は境遇や運命によって決まるのではなく,最終的には心の持ち方(物事の捉え方や自分の人生をどのような心構え・心掛けで生きていくかなど)によって決まるということです。恵まれた境遇や幸運を手に入れることにではなく(ましてや,恵まれない境遇や不運を呪ったり,嘆き悲しんだりすることにではなく),自分は幸せであると常に感じていられるように自分の心の持ち方を変えることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです(恵まれた境遇や幸運を手に入れることとは異なり,自分の心の持ち方を変えることなら,自分の意志や努力次第で十分に可能です。)。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」(さんま)と心の底から思えるようになるなら,私たちはきっと,たとえどのような逆境(恵まれない境遇)にあってとしても,たとえどのような不運に見舞われたとしても,生きている限りは幸せであり続けることが可能になる(生きている限りは自分は幸せであると常に感じていられるようになる)はずです。(前書き)(1)(4)(5)(6)(7)(9)(15)関連