実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1317】

「福祉の福も祉もともに幸せのことをさすが,祉という字には,幸せが神によって毎日の生活に止(とど)められるという意味がある。現代の福祉は,かつて神に祈願した幸せを,社会の人びとが協力し,社会全体で実現しようとする考えである。」(『もういちど読む 山川倫理』,小寺聡編,山川出版社

 

 

○幸せであるか否か,すなわち,自分は幸せであると感じられるか感じられないかは,最終的には本人の心の持ち方次第です。したがって,幸せな人生を送るためには,どのような境遇にあっても感謝する気持ちを忘れることなく常に満ち足りた気持ちでいられるように心の持ち方を変えることこそが重要ですが,社会や時代の風潮に逆らってまでも自分の心の持ち方を変えるということは,なかなか大変なことです。人間が生きていく上において何が一番大切なのかということについて,みんなで真剣に考え,話し合い(意見や知恵を出し合い),その結果をみんなで共有し,手助けし合いながら,誰もが自分は幸せであると感じられるような社会の実現を目指して各人がそれぞれに自分の心の持ち方を変えていくということはできないものでしょうか。私たちはそろそろ,自分の欲望をどこまでも肥大化させ,その満足を際限なく追い求めては感謝する気持ちを忘れるとともに不満ばかりを募らせてしまう,という生き方を改める必要があるのではないでしょうか。自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛け(必要以上に欲張ることをやめ),足るを知ることによってこそ感謝する気持ちを呼び覚ますとともに満足に至る,という生き方を学び始める必要があるのではないでしょうか。(2)(4)(6)(7)(14)(21)関連