実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(20)③民主主義の下では,国民は自分の失敗や過ちから様々なことを学ぶことが可能である。

 子供たちには,自分が犯した失敗や過ちから様々なことを学ぶ権利がありますが,そもそも,民主主義という制度は,私たち国民が,自分が犯した失敗や過ちから様々なことを学ぶ権利を認める制度と言えるのではないでしょうか。当然のことながら,このような制度の下では,国民がとんでもない失敗や過ちを犯してしまう危険性があるわけですが,国民一人一人が,自分が犯した失敗や過ちから様々なことを学び,人間的な成長・向上を果たせるようにするためにも,国民の自由意志や主体性は最大限に尊重されるべきであると思います(失敗や過ちが学びの機会になり得るのは,その失敗や過ちが自分の自由意志に基づいて,自分の責任において主体的になされた場合に限られるからです。)。もちろん,私たち国民も,自分の言動に責任を持てるようになる(自分の責任において主体的に発言し,行動する習慣を身に付ける)必要があると思いますし,民主主義という制度が持つ危険性(とんでもない失敗や過ちを犯してしまう危険性や,扇動者によって,一時的にせよ国民の大多数が間違った方向に導かれてしまう危険性や,集団行動に基づく失敗や過ちの場合には,責任の所在があいまいであるため,その逸脱に歯止めが利かなくなってしまったり,自分が犯した失敗や過ちからほとんど何も学べない結果に終わってしまったりする危険性など)についても,常に自覚的である必要があるとは思いますが。