人間は生きているというだけで十分に価値があるのであり，他者に勝とうが負けようが，そんなことは人間の価値とは無関係なのですから，子供たちに対しても，大人は子供たちをあるがままに受け入れ，その存在価値を認めてあげればいいのであって，子供たちに勝敗や優劣を競わせ，子供達を順位づけるようなことはやめるべきなのではないでしょうか。才能（知能の高さなども含め。）の有無などとは関係なく，すべての人間が，他者や社会から大切にされ，その存在価値を認められるとともに，自分でも自分の存在価値を実感しながら，誇りを持って暮らせるような社会であって欲しいものです。「負け組」などと呼ばれている人たちが，他者や社会から蔑（ないがし）ろにされ，その存在価値を否定されたり，自分でも自分の存在価値を実感することができず，自分で自分を蔑ろにしたりするような社会にだけは，絶対になって欲しくないと思います。
