実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1286】

「どの国の言葉にも書物にも,人生とは何か,そしてまた,人はいかに生きるべきかについて,広汎な教訓があふれている。これらの教訓は,誰もが知っており,誰もが繰り返し,あるいは黙って聞く。つまり,どれもわかりきったことなのだ。しかし,ほとんどの人は,自分がその現実に直面し,苦しい経験をして初めて,教訓のほんとうの意味を知るのである。」,「予想もしなかった不幸や失意で胸が苦しいとき,日頃からなじんでいた格言がことわざがふと心に浮かぶ,ということはよくある。その言葉の意味を,いま味わっているのと同じように前から実感できていたなら,災難にも会わずにすんだだろう。」,「人が個人的な経験によって実感しないかぎり,その意味を十分には理解しえない真理というものがたくさんあるのだ。」,「確定した意見は深い眠りにつく」(『自由論』,ジョン・スチュワート・ミル斉藤悦則訳,光文社)

 

 

○人生の真理は,諺(ことわざ)や格言や名言といった簡潔な形で,いつでも私たちの目の前に明示(開示)されています。そして,私たちは誰でも,それらを体得・実践することによって実り多い幸せな人生を送ることが可能です。にもかかわらず,私たちは,心の目の曇りゆえにそれらを見過ごしがちであり,人生の真理になかなか辿(たど)り着くことができません。様々な失敗や過ちを繰り返し,紆余曲折(うよきょくせつ)を経た後に,やっとのことで,「目から鱗(うろこ)が落ちる」ようにそれらの深意を理解したり,それらの重要性に気づいたりするというのが一般的です。しかし,人生は短く,しかも,一度きりなのですから,人生のできる限り早い時期に,真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を身に付けたいものです。くれぐれも,他者と競い合って財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといったデマによって心の目を曇らせないようにしたいものです。(前書き)(1)(10)(14)(後書き)関連