実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(14)⑥勝ち負けなどとは関係なく,誰もが誇りを持って暮らせるような社会であって欲しい。

 人間は生きているというだけで価値があるのであり,他者に勝とうが負けようが,そんなことは人間の存在価値とは何の関係もないのですから,子供たちに対する大人の在り方としても,大人は子供たちをあるがままに受け入れ,その存在価値を認めてあげればいいのであって,子供たちに,子供たちの意志とは関係なく勝敗や優劣を競わせたり,自分たちの偏狭な物差しで子供たちを格付けするようなことは,極力控えるべきなのではないでしょうか。才能(知能の高さなども含め。)の有無などとは関係なく,すべての人間が,他者や社会から大切にされ,その存在価値を十分に認められるとともに,自分でも自分の存在価値を十分に実感しながら,誇りを持って暮らせるような社会であって欲しいものです。「負け組」と呼ばれているような人たちが,他者や社会から粗末に扱われ,その存在価値を否定されたり,自分でも自分の存在価値を実感することができずに,自分で自分を粗末に扱ってしまったりするような社会にだけは,絶対になって欲しくないと思います。