実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 874】

「私がだれかを喜ばすとき/幸せなのはこの私」(「影と海」(『すこやかに おだやかに しなやかに』所収),谷川俊太郎佼成出版社

 

○私たちは,他者と支え合い,助け合ってしか生きていられないのであり(例えば,衣・食・住のどれ一つを取っても,自給自足できている人など,少なくとも現代社会には一人もいないのではないでしょうか。),私たちと他者は,持ちつ持たれつの相互依存関係,言わば「一蓮托生(いちれんたくしょう)」の関係にあると言えます。その意味で,私たちと他者は一体なのですから,「情けは人の為(ため)ならず」とも言うように,他者を大切にし,他者を益する行動は,回り回っていつかは必ず自分を大切にし,自分を益することにつながってくるはずですし,逆に,「人を呪わば穴二つ」とも言うように,他者を粗末に扱い,他者を害する行動は,回り回っていつかは必ず自分を粗末に扱い,自分を害することにつながってくるはずです。「勝ち組」・「負け組」などという言葉もありますが,私たちと他者が一体であるとしたら,本来は勝ちも負けもないはずです。他者を競争相手(敵)と見なして足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方ではなく,他者を協力相手(見方・仲間)と見なして助け合ったり,幸せを分かち合ったりするような生き方こそが,私たち人間にとって自然な生き方であると思いますし,私たち人間が目指すべき生き方なのではないでしょうか。くれぐれも,「勝ち組」・「負け組」などといった言葉に踊らされないようにしたいものです。(11)(14)(18)(20)関連