実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1271】

「必要なことは,真理(ダルマ)を実践し,よく瞑想(めいそう)し,広めることである」(『ブッダ伝』,中村元KADOKAWA

 

 

○私たちは,単純明快(簡単明瞭)なものを低級・低俗なものとして軽んじがちですが(逆に,複雑難解なものを高級・高尚なものとして重んじがちですが),「真理は子供の口から出る」(プラトン)」とも言うように,人生の真理というものは本来,単純明快なものなのではないでしょうか。もちろん,単純明快なものであるからと言って,それを体得し,実践することが容易であるとは限りませんし,人生の真理は「生活の知恵」として実生活に取り入れられ,日々の生活において役立てられてこそ意味があるのでしょうが。人生の真理を体得・実践し,真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるようになるためにも,単純明快さや複雑難解さなどに惑わされることなく真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を養うとともに,知識を単なる知識として頭に詰め込むのではなく「生活の知恵」としてしっかり血肉化する(自分の身体の声や心(魂)の声にも耳を傾けつつ自分の頭で徹底的に考えて咀嚼(そしゃく)し,消化する)習慣を身に付けたいものです。(12)(後書き)関連