実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1253】

「ぞっとするのは,無知なくせにやたらに口に出す人間だ。(ゲーテ)」,「知らないことには口を出さないのが私の習慣だ。(ソフォクレス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

 

○「実るほど頭(こうべ)を垂(た)れる稲穂かな」とも言うように,年齢を重ね,経験を積み,物事を深く知れば知るほど,それに伴って分からないことも増えてくるため,発言は慎重になり,態度は控え目(謙虚)になっていくのが自然です。しかし,慢心し,自分が無知であるという自覚を失ってしまった人間は,本当は物事を浅くしか知らないにもかかわらず,生半可な知識を得て何でも知っているつもりになりやすいため,黙っていることが難しく,とかく自己顕示的に自分の知識をひけらかしたり,何事に対しても余計な口を差し挟んだりしがちであり(大きな影響力を持った有名人が知ったか振って不用意な発言をすれば,一時的にせよ多くの人々を間違った方向に導いてしまう危険性があります。),他者に対しては横柄で尊大な態度を取りがちです。自慢げで出しゃばりな振る舞や高慢な態度を嫌われて孤立しないようにするためにも,また,人間的に成長(成熟)・向上し続けることによって自分の可能性を十分に花開かせるためにも(慢心し,自分が無知であるという自覚を失ってしまえば,そこで人間的な成長・向上は止まってしまい,あとは退歩・退行し,堕落するだけになってしまいます。),決して慢心することなく,自分が無知であるという自覚を失わないようにしたいものです。(11)(12)関連