実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1220】

「若いうちに老人の偉大さに気づき,老いてからも若い頃のひたむきさを忘れなければ,もっとも実りある人生が送れる。」(『超訳ゲーテの言葉』,金森誠也長尾剛訳,PHP研究所

 

 

○人間はどうしても,若いうちは自分の欲望にブレーキを掛けることが難しく,自分の欲望の充足を最優先させてしまいがちですし(人間は老いることによって自然に足ることを知り,自分の欲望にブレーキを掛けられるようになるものですが。),老いてからは,若い頃の初心を忘れ,謙虚さや向上心を失ってしまいがちです。しかし,人間の欲望には限りがありませんので,自分の欲望にブレーキを掛けられなければ自分の人生に満足することは困難であり,不平不満ばかりを募らせてしまうことになりますし,謙虚さや向上心を失えば,自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けることはできず,すなわち,自分の可能性を十分に花開かせたり,多少なりとも他者の役に立ったりすることはできず,不全感や空虚感ばかりを募らせることになってしまいます。したがって,実り多い幸せな人生を送りたいと望むのであれば,人生のできる限り早い時期に,足るを知ることを学び(自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして),自分の欲望にブレーキを掛けられるようになる必要があると思いますし,たとえどれだけ年を重ね,経験を積んだとしても,決して初心(自分が未熟であるという自覚や自分が無知であるという自覚)を忘れないようにする必要があると思います。(4)(6)(9)(11)(12)関連