実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 828】

「贅沢なライフスタイルに慣れてしまえば,シンプルなものに喜びを見る能力を失う危険がある。」,「シンプルで,それこそ簡単に手に入れられるものを楽しむ能力を失えば,人生を楽しむ能力が大きく損なわれる。」(『良き人生について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○私たちが暮らしている社会は,人類史上最も豊かで安全で便利な社会と言えますが,そのような社会で暮らせることの有り難さに,私たちはなぜ感謝し続けることができないのでしょうか。私たちはなぜ感謝する気持ちをすぐに忘れ,不平不満ばかりを募らせてしまうのでしょうか。欲張り続ける限り,どれだけ恵まれた社会で暮らそうとも,どれだけ多くの物を手に入れようとも,私たちの心が満たされるということはありません。常に不満を抱えたまま,より恵まれた暮らしや,より多くの物(必要以上の物まで)を追い求め続けた挙げ句,結局は,不平不満ばかりを募らせては自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのが落ちです。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと願うのであれば,欲張り続けることをやめ,強い意志を持って自分の欲望にブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして足るを知り,自分の欲望にブレーキを掛けられるようになるなら,私たちはきっと,現在の暮らしで十分に満足できるようになり,また,たとえそれが必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物(自分に与えられている命なども含め。)だけで十分に満足できるようになるはずです。(4)(6)(7)(8)(11)(20)関連