実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 735】

「いくつもの時代を通じ,また文化の違いを越えて,すべての賢人がほぼ一致して同じことを考えていた・・・人は貪欲さ(つねに「もっと多く」を求めようとする傾向)を克服しない限り意味のある良き人生は送れないというのがそれだ。」(『良き人生について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○人間の欲望には限りがありませんので,欲張り続ける限り,たとえどれだけ多くの物を手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。むしろ,不平不満ばかりを募らせた挙げ句,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのが落ちです。また,他者を競争相手(敵)と見なして競い合い,より多くの物を手に入れることなどに自分の人生のほとんどを費やしてしまったとしたら,私たちはきっと,たった一度きりの人生に大きな悔い(死んでも死に切れないほどの思い)を残すことになります。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと願うのであれば,また,真に人間らしく実り多い,自分を人間的に成長(成熟)・向上させつつ(そのことを通じて自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせつつ)他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合うような人生を送りたいと願うのであれば,私たちは,まずは何よりも,欲張ることをやめ,自分の欲望にブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることに対する感謝の気持ちを忘れることなく,常に小欲知足を心がけ,たとえそれが必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物(自分に与えられている命など)だけで満足できるようになる必要があるのではないないでしょうか。(前書き)(4)(6)(11)(12)(14)(後書き)関連