実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 646】

「私たちの欲望はとどまるところを知らない。・・・(欲望の)対象を手に入れると,それがあたりまえになり,不満を感じ始める。」(『欲望について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○人間の欲望は,必ずしも本能に基づくものではないだけに,限りがありません。放って置けば,とどまる所を知らず,どんどん肥大化していきます。したがって,私たちは,自分の欲望に強い意志を持って意識的にブレーキを掛けない限り,いつまでたっても満足することができません。たとえどれだけ多くの物を持っていたとしても,それを当たり前と思い,すぐに飽き足りなくなり,常に不満を抱えたまま,自分の欲望に追い立てられ,振り回される形で,より多くの物(必要以上の物)を追い求め続けることになってしまいます。そして,挙げ句の果てには,不平不満ばかりを募らせては,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまいます。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと願うのであれば,何としてでも,自分の欲望にブレーキを掛け,その肥大化を抑えられるようになる必要があります。たとえそれが必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物(自分に与えられている物)だけで満足できるようになる必要があります。さらに理想を言えば,「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」(さんま)と思えるようになる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)関連